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毎週金曜日 午前9時15分~生放送
2022年12月16日

オリーブだけじゃない小豆島「菊」の出荷最盛期です!!

放送日 2022年12月16日

新鮮情報   オリーブだけじゃない小豆島「菊」の出荷最盛期です!!

 

小豆島の池田集荷場では
これからのお正月飾りに利用が増える
「菊」の出荷が最盛期を迎えています。
「春彼岸」「お盆」「秋彼岸」
そして「年末」は需要が
高まる時期でもあるので

出荷もピークを迎えるようです。
中でも「年末」は最盛期となっていて
2週間でおよそ40万本の出荷があります。

一年中見かける「菊」ですが、
旬の時期はいつなのでしょうか?
重陽の節句がある「秋」を
思い浮かべる方も多いかもしれません。
小豆島では周年出荷が行われています。
一年中「菊」が出荷できるように
生産者の方が花の咲く時期を
調整しています。

「菊」には日が短くなると
開花するという性質があります。

これを利用して9月から11月までは
「菊」に電球の光を当てることで、
夏が続いていると思わせるそうです。
逆に、日が長い時期には
シェードで影を作り

日光に当たる時間を短くします。
このような管理をすることで、
「菊」が一年中きれいに
咲くんですね。

小豆島で「菊」が栽培
されるようになったのは、

昭和25年頃と歴史があります。
現在の部会員は30人ほどとなりましたが、
「赤菊」に力を入れて栽培することで
関西の市場でのシェアがトップとなっています。
日本一の「赤菊生産地」と言えるほどです。

集荷場には朝早くから
「菊」が集まってきていました。

菊のいい香りが癒し効果を発揮してくれます。
「菊」のイメージで強いのは「和」です。
1本の茎に1つの花を咲かせます。
力強く凛としていて意志を感じます。

最近では「洋」を
感じさせるものもたくさんあります。

多くは「スプレーギク」というタイプで
1本の茎に対していくつも花をつけます。
「ディスバッドマム」は1本の「菊」に対して
1つだけ花を咲かせる種類です。
フラワーアレンジににもよく使われ、
花だけを見ると一瞬「菊」とは
思えないようなものもあります。

花が咲いた状態で出荷される「洋菊」は
1本1本、花が傷まないようにネットで包んでいます。
ものすごく手間のかかる作業をするのも
綺麗な花をたくさんの方に届けるため。
頭が下がる思いでした。

池田港のすぐそばにある
「小豆ふれあい産直市場」には
生産者の方が育てた小菊やスプレー菊などが
一年を通して出荷されていますので、
ぜひチェックしてみてください。


なお、12月17日(土)18日(日)には

「小豆ふれあい産直市場感謝祭」が開催されます。
採れたての野菜や果物、花はもちろん、
17日には小豆島オリーブ牛の販売
18日には青壮年部による
お餅の配布があります。

また、小豆島は「菊」だけでなく
これからは「ラナンキュラス」
などの花も出荷が続きます。

お花もたくさんある小豆島。
ますます魅力的に感じられますね。

今年のお正月は
小豆島の赤菊をメインに
飾ってみるのはいかがでしょうか?

きっといつも以上に華やいだ
お正月になりますよ!!

 

ご出演:JA香川県池田集荷場所長 佐々木和也さん

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