とれたて新鮮JA香川県です

提供 JA香川県

毎週金曜日 午前9時15分~生放送
2020年11月27日

香川のお正月を彩ります!!「金時にんじん」

放送日 2020年11月27日

新鮮情報   香川のお正月を彩ります!!「金時にんじん」

 

江戸時代に中国から伝わったとされる「金時にんじん」
すらっと長く先が尖っている姿をみると
こちらもシャキッと背筋が伸びます。
旬は11月~2月頃で、これから最盛期に向かいます。
香川のお正月には欠かせない存在です。
お雑煮やお節料理に華やかな存在感を放ちますよね。

今年の出来について伺うと、
台風やゲリラ豪雨などの影響がなかったので
とっても良い出来だということです。
葉の緑も濃く、赤色も鮮やかで生き生きしています。
既に出回っているものを食べた方から、
「今年のは甘いね。おいしいね」
という声が届いているそうです。

その声は生産者さんにとって元気が出る言葉ですね。

ただ、何の問題もなく育ったわけではありません。
7月下旬に播種を行う時期には
気温が高いことが心配されましたし、
そこから9月下旬ごろまで続いた猛暑の間は、
1日に4回程度水やりをしなければなりません。
これは大変な作業です。

お邪魔した場所は坂出市の岡浜地区。
ここには18ヘクタールの広い土地に
「金時にんじん」が育っています。
元々この土地は塩田として
使われていたそうです。

そこに水はけのよい砂地を作り、
「金時にんじん」を育て始めました。
ここでは、スプリンクラーで
水やりを管理するなど、

作業の負担を軽減できる
取り組みも行われています。

砂地で畝を35センチ程度の高さに作ることで
柔らかい土の中をまっすぐに
すくすくと育っていくそうです。

その長さは40センチ程度になるそうです。
「金時にんじん」の収穫は折れないように
1本ずつ手で抜き取ります。

収穫前に水をやって土を柔らかくします。
何本か抜かせていただきましたが、
ぐっと力を入れると片手でも
スポッと抜くことができました。

ただ中腰での作業になるので、
これを50メートル続く畝の先まで
続けると思うと重労働だと感じました。

このようにして私たちの
手元へと届けられる「金時にんじん」

おすすめの食べ方を聞いてみると、
答えは「ジュース」!!
ミカンと一緒に生ままミキサーにかけるだけ!!
甘みをしっかり味わえ、栄養たっぷりです。

お雑煮やお節料理だけでなく、
煮崩れしにくい特徴を生かして
鍋に入れたり煮物にしたり
様々なシーンで食べてください!!


ご出演:そさい統合部会役員 小原克啓さん

 

- ページの先頭へ戻る

2020年11月20日

愛を伝える甘い香り「ストック」

放送日 2020年11月20日

新鮮情報   愛を伝える甘い香り「ストック」

 

中央地区花卉部会では17名の生産者さんが
「ストック」を栽培されています。
「ストック」は英語で幹や茎という意味です。
アブラナ科のお花で、
菜の花の花1つ1つを大きくしたように咲き、
花びらも八重で豪華です。

花の色は淡い優しい色合いのものが多く、
ピンクや黄色、オレンジ、紫、白と
花束にするときにどんな花とも相性が良いようです。

今年は猛暑で例年よりも
厳しい状況の中ではありましたが、

例年に負けず劣らずのきれいな花をつけています。
「ストック」は7月下旬に種を撒きはじめ、
そこから4カ月ほどたった頃に収穫が始まります。
種をまく時期をずらすことで、成長段階に差をつけ
出荷は5月上旬まで続くということです。

花が咲き始めるとハウスの中は、
濃い甘い香りに包まれます。

この香りに、それまでの
大変な作業を忘れるくらい

幸せな気持ちになっていくそうです。

「ストック」の魅力は香りや
花の色だけではありません。

花が咲き始めて満開まで1カ月ほどあります。
花を長く楽しめるので
おうちの玄関に飾ってもよいですし、

プレゼントとして送るのにも最適です。
寒さにも強いので、ハウスの中では
冬でも元気に成長してくれます。

ハウスを見せてくださった渡辺さんは80歳!!
18歳のころからお花を育てていらっしゃいます。
始めは「カーネーション」を育てていましたが、
10年ほど前からは「ストック」に切り替えました。
花を育てるのはベテラン中のベテランです。

奥様と2人で出荷までの作業を行います。
70㎝ほどにまっすぐ育った茎を切り、
花のある部分以外は葉を落とします。
50本にまとめられた花は
それだけで素敵な花束見えます。

出荷の準備作業をしている部屋は、
ハウス以上に甘い香りに包まれています。

中央地区花卉部会の皆さんはチームワークもよく、
渡辺さんや部会長の藤本さんを中心に
新しく花を育て始める方もいらっしゃいます。
様々なことを教えてもらいながら、
出荷の日を迎えるまでは大変ですが
笑顔を忘れず取り組んでいらっしゃいます。
花を育てる方は皆さん優しい愛情が
溢れているのを感じました。

愛情を込めて育てられた花は、
贈る人の愛情も伝えてくれると思います。
もうすぐ11月22日、いい夫婦の日です。
「ストック」の花言葉は愛の絆!!
お花を贈ってみてはいかがでしょう?


ご出演・ご協力:中央地区花卉部会 部会長 藤本さゆりさん

副部会長 阿河佐代子さん
渡辺美千夫さん
JA香川県香川集荷場 植村愛さん

 

- ページの先頭へ戻る

2020年11月13日

香川が誇る「キウイ」のおいしさ味わって!

放送日 2020年11月13日

新鮮情報   香川が誇る「キウイ」のおいしさ味わって!

 

香川県には全国に誇れる
味自慢のフルーツがたくさんあります。

その中でもこの時期に旬を迎えるのが
香川のオリジナル品種「さぬき讃フルーツ」に
5品種も登録されている「キウイ」です!!

フルーツはもぎたて新鮮がおいしいと言われますが、
キウイはまだまだ固い実のうちに収穫をします。
冷蔵庫で眠らせておいて、
出荷するときに追熟することで

おいしさのピークを迎えるようになっています。

お話を伺った天雲さんは、
今年の夏、部会長に就任されたばかり。
お父様の代からキウイを育てていますが、
天雲さんが受け継いでまだ3年目。
思い通りにいかないながらも、
おいしいキウイを届けるために
日々愛情込めて育てています。

さて、キウイはどのように成長するかご存じですか?
キウイは木を1m80㎝ぐらいの高さで
ブドウの棚のように枝を這わせて
ブドウの房のようにキウイが
垂れ下がるように実を付けます。

出荷できる実をつけるようになるまで
3~5年はかかります。

5月ごろの花が咲く時期には、
何日も広い園地を回って受粉の作業が続きます。
実をつけると今度は1つ1つ袋がけをしていきます。
手間がかかる作業ですが、こうすることで
日焼けしたり傷や虫がつかないように
キウイを守っています。

10月頃からの収穫がひと段落すると、
次の年に備えて1月には剪定をします。
これがとても目利きのいる
重要な作業だということです。

そのため部会で集まって
講習などをして技術を伝えます。

このように、たくさんの愛情を注がれることで
おいしく育った「キウイ」!!
善通寺地区では、主に3種類のキウイが出荷されています。

まず9月の終わりに収穫が始まるのが
「さぬきゴールド」
名前の通り果肉はゴールド!!
丸みを帯びたボディは大きく成長し
300gを超えるものもあるほど。
味わいはさわやかな甘さで酸味がなく
果肉も柔らかくジューシーです。

10月初旬に収穫が始まるのが
「さぬきエンジェルスイート」

丸みのある形の実を切った断面には、
エンジェルの名前のとおり天使の赤い輪が見えます。
黄緑色の果肉に赤が映えます。
糖度がとても高く、上品でコクのある甘さです。

そして11月に入って収穫されるのが「香緑(こうりょく)」
最初にオリジナル品種に認定された品種です。
これぞキウイという見た目の俵型と濃い緑色の果肉。
味わってみると、甘さの中にある
酸味が心地よく感じられます。

バランスが取れた王道のキウイです。

キウイは本来出回る時期が少しづつ違うので
なかなか並べて食べ比べることはできませんが、
それぞれに味わいが違います。
ぜひ「キウイ」を食べるときには
その品種にも注目してみてください!!

お店でキウイを買ったときは、
食べる前にその硬さを一度チェックしましょう。

少し柔らかさを感じるぐらいが食べ頃です。
固いなと感じたら、ポリ袋にリンゴと
一緒に入れてしばらく待ちましょう。

リンゴがキウイを柔らかくし、
おいしさもググっと引き出してくれますよ。


ご出演:善通寺キウイフルーツ部会部会長 天雲一壽さん

 

- ページの先頭へ戻る