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毎週金曜日 午前9時15分~生放送
2021年2月12日

カリフォルニア(仁尾)からの贈り物「レモン」

放送日 2021年2月12日

新鮮情報   カリフォルニア(仁尾)からの贈り物「レモン」

 

三豊市仁尾町の瀬戸内海に面した場所は
地中海やカリフォルニアなど
温暖で雨が少なく、霜が降りないという
レモンの産地の気象条件にぴったりの場所です。

温州ミカンの産地でもある曽保地区で
40年ほど前から栽培が始まりました。
太陽をいっぱいに受けることができる段々畑で、
初期の段階から携わっていた
おばあさまから受け継いだ伝統を守りつつ、

おいしい「レモン」にこだわって栽培されている、
浅野さんの園地にお邪魔しました。

こちらでは、温州ミカンの木にレモンの木を
接ぎ木して育てていらっしゃいます。
だから、たまにミカンが実ることもあるそうです。
それでもこの昔からの栽培方法だからこそ、
ミカンの良いところも受け継いだ、
この土地ならではのおいしい
「レモン」が育っています。

皆さんは「レモン」というと鮮やかな蛍光色の
レモンイエローの絵の具のような色を想像しますよね?
私も取材に伺うまではそんなイメージを持っていました。
でも、実際に目にした「レモン」は、
ほんのり赤みが入ったようなオレンジがかった
色をしているんです!!
これも温州ミカンの血が
受け継がれているのかもしれません。

こちらで育っているのは、
アメリカ・カリフォルニアからやってきた
「ユーレカ」という品種です。
四季咲きで一年中花をつけ、玉が大きく育ちます。
私たちが普段目にしているものより二回りくらい大きい
でっぷりどっしりした「レモン」がたわわに実っています。

今からが最盛期という「レモン」
なんとなく夏が旬のイメージでしたが、
収穫は10月~5月頃まで。
夏には収穫がないということに驚きました。

今か今かと出荷を待つ「レモン」は
完熟の状態で収穫されます。
だからこそ、大きく育ち、皮が薄くなり、
皮まで食べられる苦みの少ないレモンになるそうです。
と言っても、実際に食べてみないとわかりませんよね?
そこで、木から摘み取ったものを
その場で齧らせていただきました。

しっかりとした皮の中から
果汁がほとばしってきます。

でも、不思議なことに苦みがありません!!
もちろんレモンならではの酸っぱさはありますが、

香りもしっかりと漂ってきて、
フルーツなんだと実感できました。

浅野さんは、「レモン」というと
お料理の横にそっと寄り添って、
おいしさをプラスしてくれるだけの存在ではなく、
果物として丸かじりしたり、
料理の主役として扱われる存在に
変えていきたいそうです。

お話を伺っていると
その未来は近いと感じました。

レモンのさわやかな香りや酸味は
他のものには変えられない唯一のものです。
ぜひ、これからは果物として主役として
香川産の皮まで食べられるおいしい「レモン」を
味わってください!!

 

ご出演:まる曽みかん部会 レモン生産者 浅野 雅文さん

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