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提供 JA香川県 |
毎週金曜日 午前9時15分~生放送 |
新しいパン用小麦「はるみずき」です!!
放送日 2024年6月7日
新鮮情報 新しいパン用小麦「はるみずき」です!!
さらさらと小麦が風に揺れながら
黄金色に輝く季節。
その風景を見ているだけで幸せな気持ちになります。
香川県で見かける小麦は
やっぱり「うどん」のイメージが強いですが、
実はパンなどに使われる小麦も作られています。
香川県で新しく作られるようになった「はるみずき」
名前も清々しい感じがしますね。
特徴を伺うと、
まず作りやすさというのが挙げられます。
小麦は湿害に弱いところがあり、
管理の時期に雨が降ると収穫に大きな影響を及ぼします。
その湿害に強い品種であるということや、
風などで倒れにくいことも育てやすさにつながります。
また粒が大きめでつやつやときれいな「あめ色」をしていて
粉にしたときの色が明るく、たんぱくを多く含んでいるそうです。
パンにした時はしっかりした弾力でもち持ちした中にも
柔らかさがあって味わい深いということです。
おいしいパンとして申し分ないことがわかりますね。
お話を伺っているだけでお腹が空いてきて
思う存分味わってみたくなりました。
そんな「はるみずき」ですが
本格的な収穫はまだ2年目を迎えたばかりです。
それまでには多くの時間を試行錯誤に使い、
試験栽培を経てやっとここまで来たのです。
それだけに生産者さんの思いは熱く、
やっと私たちに届いていくという
嬉しさは計り知れません。
今年の出来を伺うと、
11月下旬に種をまき、5月下旬から6月上旬に収穫しますが
天候の影響を大きく受けます。
極端に雨が降ったり暑かったりと最近の気象条件は厳しいので
収穫を終えるまでは心配が尽きなかったそうです。
それでも今年も無事に収穫が終わり、
これからはカントリーエレベーターで貯蔵と乾燥を終え
6月から7月にかけて出荷されていきます。
そうしてパン用の小麦粉となってから
私たちのもとにも届くようになります。
「はるみずき」はパン用ではありますが
それ以外にも幅広く使用されています。
小豆島の特産「そうめん」や「讃岐うどん」
「クッキー」などお菓子類の加工にも使われているので
実はすでに口にしている方も多いかもしれません。
そしてこれからますます
口にする機会も増えていくことでしょう。
普段は何気なく口にしていますが、
これからは少し「はるみずき」を使っているのかなと
購入したり食べるときに意識してみてください。
ご出演:JA香川県東讃カントリーエレベーター 所長 松本直樹さん
農事組合法人かすが 佐藤由夫さん