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毎週金曜日 午前9時15分~生放送
2021年10月15日

手摘みの品質が自慢です「小豆島のオリーブ」

放送日 2021年10月15日

新鮮情報   手摘みの品質が自慢です「小豆島のオリーブ」

 

JA香川県池田集荷場では9月22日から
新漬用オリーブと青果油用オリーブの
出荷が始まっています。
今年は梅雨明けが遅く
病気の発生も多くみられましたが、

悪条件を乗り越えたオリーブが
続々と出荷されています。

出荷されているものは大きさも充分、
品質は申し分ないものが出来上がっています。
これも生産者の皆さんの
丁寧な栽培管理があるからです。

それだけではありません。
小豆島で生産されているオリーブはすべて「手摘み」
オリーブの木それぞれにたわわに実った果実を
全て人の手で摘み取っていきます。
これは言うのは簡単ですが、
とっても時間と労力がかかる作業です。
しかも、小豆島のさんさんと降り注ぐ太陽の元です。
汗をかきながら集中して作業をされています。

手摘みをするのは傷を
つけないためでもあります。

新漬用果実は特に厳しい基準があります。
見た目には気にならないような小さな傷でも
漬けたときに黒くなってしまったり
傷んでしまう原因になったりします。

新漬オリーブとして使われるのは
小豆島で生産されているうちの
「マンザニロ」と「ミッション」です。
「マンザニロ」はまん丸い形をしていて大粒。
「ミッション」は長細く先が尖っています。
その他にも、「ネバディロブランコ」や
小さい果実の「ルッカ」などが中心品種です。

これに加えて今後注目したいのが、
日本で初めてのオリジナル品種
「かおり3号」と「かおり5号」です。
現在苗木を植えて面積を増やしつつあります。
あと4~5年もすれば果実が
収穫できるようになるそうです。

その日を楽しみに待ちたいと思います。

お話を伺っていると、
「オリーブ」と言っても品種によって本当にさまざまで、
取れたオイルにも特徴が表れてくるようです。
近年ではオリーブオイルの需要も高まっているので、
熟した黒い果実だけでなく、
緑の果実も出荷できるようになっています。
このことで、今までは小さな傷などで
出荷できなかった果実も、

オイル用として出荷ができるようになりました。

生産者の皆さんは、毎年出荷時期には
果実の品質の統一を図るため、
出荷説明会を開催して果実の確認をしています。
日々のたゆまぬ努力の元、
おいしい最高の「小豆島のオリーブ」が
作られているんですね。

ぜひ、1つ1つ手摘みされた
小豆島産のオリーブを味わってください。
そして手に取る時は、産地と品種を
チェックしてみてください。

品種による違いもぜひ感じてみてくださいね。
JA香川県小豆島ふれあい産直市でも
自家製オリーブが販売されていますよ。

 

ご出演:小豆地区営農センター農産園芸課 山本祐哉さん

 

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