マリコラム 西日本放送アナウンサー「鴨居 真理子」のブログ

2022/11/01

DX防災×レジリエントな人づくり

鴨居 真理子

2022年度 香川大学危機管理シンポジウム

「DX防災×レジリエントな人づくり~持続可能な地域分散型社会に向けて~」が

10月31日(月)にサンポート高松のかがわ国際会議場で開催されました。

司会を務めさせていただきました。

↑基調講演後の質疑応答(大田佳宏さんと金田義行特任教授)

 

香川大学の筧善行学長の挨拶に始まり、機構の活動状況報告が行われました。

基調講演は、アリスマー(株)代表取締役社長兼CEOの大田佳宏さん。

「防災に向けた最新DX活用例」という演題でした。

10年前に「こんな風になったらいいのになぁ~。」と思っていた未来は、

ほとんど実現されているから驚きます。

大田さんは、数学の力で社会の課題を解決するというのです。

可視化された最先端のドローンやAI技術を見せていただきました。

その進化は、日進月歩を超えて飛躍的!

今後ますます加速しそうです。

目からうろこが何枚も落ちました。(笑)

時代は、すでにここまで進んでいるのですね。

大変、勉強になりました。

 

さらにパネルディスカッションは、

危機管理先端教育研究センター長の長谷川修一特任教授をコーディネーターに

パネリストは(株)PR CEOの木村麻子氏、香川県立高松高校前校長の出射隆文氏、

(株)メディアミックス研究所の山本真理乃氏、香川大学医学部看護学科の芳我ちより教授、

香川大学大学院双発科学研究科の日野田圭祐氏。

テーマは「レジリエントな人づくりが明るい未来を創る」

「レジリエンス」は、英語で「弾力」や「復元力」、「回復力」を意味する言葉。

外からの圧力を指す「ストレス」とともに元来は物理学の用語として用いられていましたが、

人間の精神衛生について説明するのにも有効ということで心理学などの分野でも

「レジリエンス」が使われるようになりました。

パネリストのメンバーも多様性に富み、様々な視点からの意見や提案があり、

聴きごたえのある内容でした。

何より多様性を受け入れ、寛容な社会になること。

他者への愛や他者への思いやりが重要であること。

レジリエントな社会を作るためには、その構成員である一人一人が

レジリエントであることが必要ということ。

つまり人材育成が重要だという内容。

確かに。

レジリエントな人があふれている未来。

そこにAI技術の進化が加わり、

より多くの人がつながっている未来を想像すると…

未来は、明るい!と感じたのでした。

気づきの多い実りあるシンポジウム。

香川大学の四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構の取り組み素晴らしいなと

改めて感じました。

ありがとうございました!