艶女YAYOIの一人言 西日本放送アナウンサー「池田 弥生」のブログ

2021/09/28

着物ってサスティナブル

池田 弥生

先日、宇多津町のギャラリーで開かれた「姫着物の仲間展」という展示会に出掛けました。

一級和裁士の大坪福代さんとその生徒さんたちのミニ着物の展示会。

想い出の着物や、貴重な古布でつくられたミニサイズの着物。実物の3分の1とか5分の1のサイズから、本当に小さい10センチくらいのものまで、小さくても着物ならではの華やかさや品が感じられて、ずらりと並ぶと圧巻です。

(マスクを外して記念撮影

ちなみに、この日私が着ていた着物は、大坪先生の教室で教えていただいて自分で縫った初めての着物です。

自分で縫ったといっても、サイズ決めやへら付けや、まち針打つところまで全部先生にしていただき、「ここまでは並縫いで」「ここは、くけ縫いで」と言われた通りにチクチク手を動かしただけなので、どこがどうなって着物の形になったかはほとんど理解はできていません・・・

かつて、母が古着屋さんで買い求め、ほどいて洗って、なにかに使おうと保存していた大島紬で、龍郷柄が気に入ってぜひ着てみたいともらってきたものですが、昔の人は小柄な方が多いので、着丈などは全然足りず、他の布を継ぎたして自分のサイズにしています。

縫い目はガタガタですが、自分で着るんだから自分が気にしなければ大丈夫!!

いつの時代にどんな方が着ていたものか想像もつきませんが、時間を経て、とても柔らかくしなやかな着心地です。

時を超えて、サイズを変えてまた活用できるなんて、着物ってホントすごい。

次は母の袷の白大島を単衣に、そして自分サイズに改造中。

何といっても、針と糸に翻弄されながら、モタモタモタモタ。作業はなかなか進みませんが、来年の単衣の季節には間に合うはず。楽しみです。