ラジオ・チャリティ・ミュージックソンの歴史
今から約50年前の1974年。戦後30年がたち、70年安保闘争も終焉をみせ、表面上は幸せになっていく日本は、高度成長の中ますます物質的な豊かさを求めて「お金が全て」の時代に突入していきます。
そんなとき、東京・ニッポン放送のラジオスタッフが「クリスマスの日にラジオができるクリスマスプレゼントとは一体何だろうか?」という大きなテーマで話し合いをはじめ、「音で聞く、心で見るラジオなのだから、目の不自由な方のためになる放送を!」ということにたどり着きました。
すぐさまこのコンセプトが全国のラジオ局に発信され、この趣旨に賛同した各局が、クリスマスイブの正午からクリスマスの正午にかけ、24時間生放送の「チャリティミュージックソン」という番組がはじまりました。
「ミュージックソン」という言葉は「ミュージック(音楽)」と24時間放送からイメージされる「マラソン」を掛け合わせて作られた造語で、今年も西日本放送をはじめ、ニッポン放送・STVラジオ・青森放送・IBC岩手放送・ラジオ福島・ラジオ大阪・和歌山放送・中国放送・九州朝日放送・ラジオ沖縄の11局が参加します。