グルマンタイムのレシピ
水菓子
放送日 2006/8/19

材料 | |
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水菓子 |
作り方
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- 水菓子とは、果物のこと。
仏教が伝えられた時に、穀類を主材料にした唐菓子がいっしょに伝えられました。
それ以前の菓子は、果物や木の実だったところから、区別するためにこの名前がつけられました。
最近では、ようかんやゼリーなどをさして水菓子ということがありますが、本来は果物のこと。 - 2
- 700年代に書かれた古事記に、「ときじく(時非)のかくのこのみ(香菓~たちばなのこと)を求めしめたまひき~」と書かれているのが、日本の菓子の初めで、それをもたらした田道間守(たじまもり)が日本の菓子の祖といわれています。
橘は不老の妙薬として常世(とこよ)のくにである、 不老不死の仙境から持ち帰ったとされています。
天皇の命で持ち帰ったのに、天皇の死後だったので、献上したあと自害した伝説が残っています。
ポイント
今回はかき氷に蜜(みつ)をかけたみぞれを添えた水菓子、桃です。
桃自体が水蜜桃と書かれる程、果汁も多く、日本には弥生時代に中国から伝わったとようです。
よく冷やすことも、かき氷をかけて食べることもその頃はなかったでしょうが、今のように暑くなった日本では、果物はよく冷やして、そして、疲れをとってくれる,少し甘い蜜を添えて食べることをお勧めします。