マリコラム 西日本放送アナウンサー「鴨居 真理子」のブログ

2020/12/18

鴨居 真理子

新型コロナの影響で、休止されていた「読み聞かせ」に

松田愛里アナウンサーと行ってきました。

冬の澄んだ空気。

校舎の入り口に立つと、東を見ると紅葉の残る「五剣山」、

西には「屋島」と素晴らしい景色に出迎えられました。

絶景に抱かれた贅沢なロケーションにある小学校です。

私たちが向かったのは、5年生27人がいる理科室。

元気いっぱいに迎えてくれました。

ただ、子供たちは、マスク。

私たちは、フェースシールドといった万全のコロナ予防対策をして臨みました。

自己紹介をした後、夕方の RNC news every. を担当している松田アナウンサーが

いつもどんな気持ちでニュースを読んでいるか、ニュースの裏話をしました。

私は、朝の情報番組「ZIP」の中で天気予報の声の出演をしていることを明かすと、

子供たちは、「あ!聞いたことある!」「同じ声だ~!」と喜んでくれました。

松田アナウンサーがニュースを、私が、天気予報を読むと、拍手が起きました。

ニュースや天気予報を読んで拍手をもらえるなんて、新鮮です!

さぁ、読み聞かせです。

高松市では、香川の文豪・菊池寛について学ぶ「寛学」という取り組みがあります。

今回は、先生からのリクエストで、菊池寛の「うば捨て山」を朗読することになりました。

ちょっと難しいかな~?

絵本ではないので、子供たちが退屈しないように、

松田アナウンサーと役割分担するなど工夫をしました。

15分を超える長さ。

子供たちは、手元の自分の本で字を追ったり、音を聞いたりと

最後まで一生懸命、聴いてくれました。

最後に感想を聞いてみたら・・・

「なんでも知っているお年寄りを大切にしようと思いました。」

内容がしっかり伝わった嬉しい感想でした♪

その後、みんなで

早口言葉に挑戦!

屋島東小学校の子供たちは、とても素直で元気でフレンドリー。

みんなで楽しい時間を過ごしました。

新型コロナにも負けない、みんなの笑顔と元気が確認できて、

嬉しかったです。

さらに、帰り際のこと。

最初に西日本放送の番組を紹介した中で

「ルック~地域発・輝くビジネス~」って見たことある人?と聞くと

手があまり上がらなかったのですが、

一人の男の子が、

「ルック、見たことありました。思い出しました♪」と

わざわざ、校長室まで言いに来てくれたのです。

「ありがとうね!」とお礼を言いましたが、

本当に嬉しかったです。

校長先生もとてもやさしく、

名刺には、太陽の絵がプリントされていました。

北風と太陽の太陽のように・・・という思いを込めてとのこと。

素晴らしい!!

学校の先生と子供たちは、鏡の関係だな~と

改めて感じたのでした。

屋島東小学校のみなさん、ありがとうございました!

コロナに負けずにがんばろう!