これまでのつれづれ川柳賞
お題「飾る」
2021/12/25選出
つれづれ川柳賞
ラジオネーム <岩窟王>
「飾る程 街は空虚な クリスマス」
小池正博さんの講評

「川柳スパイラル」編集発行人小池正博さん
年末・年始にかけてクリスマス、電飾、イルミネーション、お正月の鏡餅や門松など飾るものはたくさんあります。
飾りたてることによって美しくなるという場合と、飾らないことが良いのだという価値観と、二通りの方向がありました。どちらの発想でも川柳になると思います。
今回選ばれた<岩窟王>さんの川柳は…
12月ですのでクリスマスの句を選びました。イルミネーションで飾られた街に空虚さを見るのが作者の感性です。
やがてイルミネーションが消えてしまうことは誰もがわかっているのですが、だからこそ虚飾の街を人々は楽しんでいるのかもしれません。