嫌なことから逃げるという経験は誰にでもあると思います。
ドラマでも、昔は「逃亡者」、今は「逃げ恥」など、逃げるというテーマは多いです。
夢の中で必死に逃げたり、「私」（自分自身）から逃げたりすることもあります。
人に非難されるときに「逃げないでください」と言われるのもキツイですね。
しかし、同じ逃げるにしても、周囲や自分を眺める余裕があれば、少しは救われるのかもしれません。「逃げる」というのは人間くさいテーマだと改めて思いました。

今回選ばれた＜だんでらいおん＞さんの川柳は…
この人は嫌なことばかり言われて、ひと息つくために散歩しています。
少し時間をおくとものごとを客観的に眺める余裕ができたりします。
「少々散歩」というとぼけた味がいいですね。余裕のある川柳です。
誰かほかの人のことを言っているのかもしれませんが、主語がないので、自分のこととして詠むやり方です。