寿司は身近な食べ物ですので、たくさんのご投句をいただきました。
寿司のネタに焦点をあてたもの、寿司のお値段にまつわる句、 寿司を食べるときの状況や人間関係を詠んだものなど、 さまざまな角度からとらえることができます。
回転寿司の句が多かったですが、その場合でも人とは一味異なったユニークな見方をすると 川柳として成功すると思います。

今回選ばれた＜クジラ＞さんの川柳は…
お寿司というものは金持ちや上司におごってもらうものだという認識です。
値段の高いネタでも食べることができますね。 「お寿司は」という問いに対してなるほどと思うような答えになっていて、 川柳の問答構造などと言います。
同じ作者と思われる句に「お寿司はね自前で食うと美味しいの」というのがあって、 正反対の見方になりますが、 何事にも二つの面があって、同じことを別の角度からとらえるのが川柳の方法のひとつです。