これまでのつれづれ川柳賞
お題「ぬるい」
2019/3/30選出
つれづれ川柳賞
ラジオネーム <安田蝸牛>
「ぬるいのは 春の宿命 かも知れぬ」
浅沼璞さんの講評

短詩型作家浅沼璞(はく)さん
今回の川柳は…
お風呂・お酒関係・例えとしては人間関係のぬるさ 政治のぬるさ、さらには俳句の季語「水ぬるむ」を使われた方も何人かいらっしゃいました。
今回選ばれた<安田蝸牛>さんの川柳は…
新生活、新しい学校・環境になり最初は“なめて”春をスタートし、後にその厳しさが分かる そういった時期を「宿命」という言葉で表したところ、「かも知れぬ」と、柔らかく川柳的な言葉を置いているのがよかったです。春=青春時代とも捉えられ、大きく人生を例えた一句でもあります。