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伊藤健治「財田川夏物語」

 昭和三十年代の財田川周辺の自然を舞台に、難病を抱える十一歳の少年、加藤篤彦の成長と心の揺らぎが個性的な登場人物との交流を通して描かれています。

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著者 伊藤健治(いとう けんじ)プロフィール

 1946年、三豊市生まれ。2006年、香川菊池寛賞の受賞決定直後にくも膜下出血のため59歳で急逝。塾講師の傍ら、筋ジストロフィー患者としての体験をベースに、医療、文芸など幅広い分野でエッセーや論文を発表、数多くの講演をこなした。2003年から四国新聞社客員論説委員。 2006年2月に難病を抱える少年の成長を描いた初の小説「財田川夏物語」で第41回香川菊池寛賞を受賞した。ほかに論文「魂のキャッチ・ボール を求めて」で毎日21世紀賞特選。中條文化振興財団賞(2004年)など受賞。

◆四国新聞「一日一言」(2006年3月26日付)から一部抜粋
 授賞式を待たずに急逝した伊藤さんの作品は、昭和三十年(一九五五年)代の、財田川周辺の自然を舞台に、難病を抱える十一歳の、篤彦少年の成長 と心の揺らぎを描く。日本が高度成長期に入る時期で、まだ自然や古きよきものも多く残っていた。
 周囲の人たちに支えられながら、進行性筋ジストロフィーという難病とともに生きた伊藤さんだけに、主人公の篤彦は作者の分身であろう。不自由に なり始めた体を、思いっきり開放できるのが夏、川での水遊び。守やタケシとの友情のきずなも強い。
 小料理屋の「ぎおん」で働く母好恵やその仲間、ぎおんに出入りする大人たちが、篤彦の目を通 して描かれる。大阪からやってきた葉子に胸を熱くするのも夏。物語全体に夏の彩 りが濃い。財田川は人生と重なり、悠久の時の流れを象徴する。
 「財田川夏物語」は日本が失った大切なものについても、問いかけている。

朗読:山口 喜久一郎(RNCアナウンサー)     

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