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宮城 正枝 「アラスカ・白い雷」

 高校教師祥子はアラスカへ旅し、オーロラや世界最長のパイプラインを見る。雪の降るフェアバンクスの町で、鮮やかな花が描かれた紫色の袋をもつイヌイット(エスキモー)の女にあう。顔立ちから日本人ではないか―と思った時、留学した頃知り合ったノーマンとの思い出が蘇る。極寒の地で人はみな正直になる。離婚し、今一人で生きる祥子は、気持ちを伝えたくノーマンに電話する。息子が出て、父は今死の床にある、彼も離婚し祥子を気にかけていたと告げられる。山村かすみは、紫の袋の女が自分の母ではないかと思う。母は、かすみが幼い頃夫をなくし、家のため義弟との結婚を強いられたのを嫌って出奔、日系二世と結婚しフェアバンクスにいると聞くが定かではない。複雑な思いでかすみは女に声をかけられない。高村江利子は、紫の袋を見て、藤棚で自殺した夫の幻影に悩まされる。出版社で働いている江利子は仕事をかねてアラスカへきているが、案内の若き生物学者井川康介と心が通いあうのを感じる。帰路につく日、新聞記事で祥子は紫の袋の女が交通事故で死亡したのを知る。かすみはもう一度来て、今度こそ母を探したいと思う。江利子は井川と一年後の再開を約束、生きる希望をもつ。それぞれの思いを乗せて、飛行機は白一色の氷に閉ざされた空港を離陸する。


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著者 宮城 正枝 (みやぎ まさえ)  プロフィール


香川県坂出市生まれ。
東京女子大学短大部英語科卒業。
公立中学校英語教諭を経たのち、香川大学経済学部助手。その後、米国コンコード高校他で日本および日本女性について講義する。
現在、香川県国際交流協会評議員。倉敷市立短大非常勤講師。
著書に『出会いのアメリカ―女の生き方報告』、『アメリカの風―ゆれる家族』、『ハーフドームの月』など。
訳書に『われらアメリカの女たち―ドキュメント・アメリカ女性史』、『ヴァージニア・リー・バートン「ちいさいおうち」の作者の素顔』など。

朗読:仁多田 まゆみ  (西日本放送アナウンサー)



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