島島ラジオ番組内容
坂を登れば…見応えのある作品と島の絶景が「伊吹島」「高見島」
図子靖代   2025年10月18日(土)
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■瀬戸内国際芸術祭2025 島島インタビュー

ゲスト:伊吹島で「野生の獲物」という作品を発表しているオラフ・ホルツアプフェルさん

秋会期からの会場のひとつ・伊吹島は観音寺港から船で25分。「いりこの産地」として有名な島です。

「野生の獲物」はドイツの童話『漁師とその妻』をモチーフに、染め・編み・大工という、日本とドイツの3つの職人技術の要素を持つ舞台装置から構成されるインスタレーションです。
会場となる古民家や伊吹島の歴史と相まって、ひとつの空間をつくり出していますよ。

 

島島インフォメーション   

ゲスト:高見島アートトレイル ディレクションbankART1929代表 細淵太麻紀さん

「高見島アートトレイル」って!?

高見島はこれまで京都精華大学の先生や学生さんの作品を中心に展開されてきましたが、今回はこの高見島の新作部分のディレクションをBankART1929が担うことに。

BankART1929は神奈川県横浜市で行政と共に20年間、歴史的建造物や有休空間などを活用して文化施設を運営し、街を活性化するプロジェクトをおこなってきていて、現在は横浜にとどまらず、さまざまな場所でその土地にあわせた企画をおこなっています。

今回、高見島では7組のアーティスト、淺井裕介、泉桐子、橋本雅也、谷本真理、保良雄、中谷ミチコ+大室佑介、そしてBankART1929+PHスタジオ、この7組とともに、「高見島アートトレイル」というタイトルで島をめぐる作品を展開。

7組のアーティストはそれぞれ、高見島の自然や地形、歴史、風習、風土そしてそこから得たインスピレーションをテーマに作品をつくっています。全てが高見島のためにつくられた新作となっていて使われていない家やお寺や神社、そしてそれらをつなぐ道のあちこちにも作品がありますよ~。

 

来場者にどんな所を見てもらいたいですか

今回の「高見島アートトレイル」というタイトルですが、それぞれの作品だけでなく、高見島の浦集落の急な坂や細い道、幅や高さがまちまちの無骨な階段や景色のよい場所を歩いてめぐることで、島を歩くことそのものも鑑賞体験の一部として持ち帰ってもらえたらと思っています。

島を歩いて巡ることで自分の身体に意識を向けたり、あるいはかつてこの集落に暮らしていた人々の暮らしぶりにも触れることができるかと思います。人々や生活の中に潜む「野生」みたいなものもテーマになっています。

歩きやすい靴や服装できていただくのがおすすめです。また、島は船の時間があるので時間に追われがちですが、ぜひゆっくりと時間をとって、高見島を存分に島ごと楽しんでいただけたらと思っています。

 

高見島から電話でお話をしてくれましたヾ(*´∀`*)ノありがとうございました。

 

  

島島ラジオの西日本放送からの放送は今日で終了!皆さんありがとうございました。
来週からは山陽放送からのオンエアーです(*´艸`*)引き続きよろしくお願いいたします。

図子靖代

 

   

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シャボン玉で繋がれば・・・「本島」「宇多津」でぜひ体験を!「豊島」の便利な”トゥクトゥク”もご紹介
図子靖代   2025年10月11日(土)
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瀬戸内国際芸術祭2025 島島インタビュー 

ゲスト 本島会場・宇多津会場  [ Echoes as Air Flows ]作家 筧 康明さん

 宇多津、料亭「公楽」                       旧ダンスホール内のモニター

 

瀬戸芸への出展は初めてという筧さん。夏会期はさぬき市の志度で、秋会期は本島と宇多津町で作品を展示しています。

 

今回の作品は Echoes as Air Flowsというタイトルで、夏は志度の平賀源内旧邸で2作品を展示。秋はそのうちの1作品であるAir on Air <ver. Setouchi>という作品を本島と宇多津の2箇所で展示しています。

これは、会場にあるコップのような形をしたデバイスに息を吹き込むと、
画面の向こうの風景に本物のシャボン玉が飛んで、あたかも自分自身の息が広がっていくような体験ができる作品ですヾ(*´∀`*)ノ。私も体験しましたが・・別の場所の知らない人がシャボン玉にビックリしたり喜んだり(*´艸`*)と楽しく繋がれました!
手を振ってくれると嬉しかったですよ~。
本島では、旧消防団屯所として用いられていた建物にモニタが並び、
シャボン玉が飛ぶバブルマシンは本島の海辺に一箇所、笠島の街並みの中に一箇所、志度の駅に一箇所あります。
夏は志度から本島に息を届けたのですが、秋は逆に本島から志度に息を届けます。
また宇多津町には、料亭「公楽」の旧ダンスホール内にモニタが並んでいます。
バブルマシンは宇多津町役場の前に一箇所、西光寺の前に一箇所置かれています。
筧さんはこの作品を、もともとコロナ禍の最中に考案・制作したとの事。
画面を通してしか誰かと繋がることができなかった時期に、画面を通して向こうの世界に空気があること、風が流れていることを改めて自覚するために、インターネットを介してシャボン玉を飛ばす仕組みを作ったそうです。
シャボン玉をきっかけに画面の向こうの世界に人とコミュニケーションが生まれたりと、予期せぬ関係が生まれていくという点も面白いところですね!。
筧さんは、訪れた人に・・・体験型の作品なので、是非実際に体験してください。コロナ禍を経た今、改めて息をする、風を感じるという実感を感じてもらえればと思います。とおっしゃっていました~。

島島インフォメーション
豊島「瀬戸内トゥクトゥク」について 瀬戸内アイランドクルーズ 川口 修(かわぐち おさむ)さん

 

今年の瀬戸芸には沢山の方が訪れている豊島。一方、移動手段はバスや自転車などに限られていました。

そこで!新たな交通手段にと始まったのがトゥクトゥクのレンタルサービスです。

運営する 瀬戸内アイランドクルーズ 川口修さんは
自然とか風とか島民の方とのおしゃべりとかを感じながらドライブできるのが魅力です!ヾ(*´∀`*)ノとおっしゃっていました。

私も体験しましたが・・とっても静かで運転しやすく快適でしたよ~(*´艸`*)!

豊島で快適ドライブ!                   「瀬戸内トゥクトゥク」いいですよ~

 

「瀬戸内トゥクトゥク」

香川県小豆郡土庄町豊島家浦889 Teshima Factory内(家浦港より徒歩5分)

お問い合わせは、瀬戸内トゥクトゥク(080-9835-9412)まで

「瀬戸内トゥクトゥク」で検索!!!!してご予約下さいね~。

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新規エリアの作家さんご紹介!秋会期スタートしましたよ~
図子靖代   2025年10月4日(土)
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瀬戸内国際芸術祭の締めくくりとなる秋会期が、10月3日からスタートしましたヾ(*´∀`*)ノ!
暑さがようやく和らいできた中、皆さん!ぜひアート散策に出かけましょう!秋会期は11月9日までですよ~。

 

■瀬戸内国際芸術祭2025 島島インタビュー 

ゲストは秋会期唯一の新規エリア「宇多津エリア」の作家「色のない翼の彼方」西澤利高さん

西澤さんは岐阜県生まれ神奈川在住、瀬戸芸初参加の作家さんです。
●今回の作品は
香川産庵治石とアクリルを削り出して磨いたものとの組み合わせ、 海岸沿いに展示しています。
宇多津の歴史や文化を勉強したり、作家用の宿舎に泊まった時にご近所の方からいろいろなお話を伺い作品づくりをしたそうです。
●どんな所を見てもらいたい?
作品越しに見える風景が、いつもと違うものとして見ていただけるとありがたいです。
楽しいとき、悲しいとき、嬉しいとき、独りのとき、親しいもしくは愛する人とご一緒の時、いろいろなタイミングでこのアクリル越しの風景を感じていただきたいとの事。
皆さん、ぜひ!足を運んで下さいね。

 

■島島インフォメーション

秋会期からの会場のひとつ 「粟島」

瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 粟島担当 長尾 香奈さんから

瀬戸内国際芸術祭 2025 粟島会場オープニング記念セレモニー~The Drift 漂流の島~

のご紹介でした。

日時:2025 年 10 月 5 日(日) 開演 14:10

場所:旧粟島小学校(〒769-1108 香川県三豊市詫間町粟島 1506)

内容:旧粟島小学校の校舎と校庭を舞台に、ダンス・音楽・演劇・美術が融合したパフォーマンス。粟島でしか見られない、特別な時間をお届けします!

 

そして

粟島「帰り着く家−瀬戸内粟島古家滞留積層脳海図像・2025」青野文昭さん

にもお話を伺いましたよ。

 

◆今回の作品は

・粟島の集落の中にある古家に粟島の船を組み合わせた作品で地元の人から古家や船など提供を受け、作業も手伝ってもらいつくったもの。

◆どんな所を見てもらいたい?

・作品の土台になっているのは、島では珍しくない無人の古い空き家なのだが、そこにはかけがえの無い濃密な歴史と物語が潜んでいて、それらを救い上げながら、家と船と人が一体化し凝縮したその様子を一目見に粟島に来てもらいたい。

・粟島の現地に密着しつつも現在各地で生じている過疎化ともつながり、現代人の魂の行く末にかかわる根源的な問題として考えているとの事です。

船と家が一体化した作品!注目ですねヾ(*´∀`*)ノ

 

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あっという間の1カ月を振り返って・・・夏会期の新規エリア
図子靖代   2025年8月30日(土)
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島島インタビュー

今回、夏会期に新規で登場した2つのエリアの担当者にお話を伺いましたヾ(*´∀`*)ノ。

【引田エリア担当】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 村瀬 健 さん

【志度・津田エリア担当】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 阿部 洋 さん

 

初めての会場でしたが開幕までどんな苦労が?エピソードなどもありましたら?

【引田】

初めてなうえに、休みなく夜9時まで毎日開館。また、普段夜7~8時には静まりかえる古い町並み。。。瀬戸芸が開催されることによって、町がどのような雰囲気になるのか、騒がしくなるのではないか、そういった不安の声が四方八方から耳に入ってきていました。村瀬さんは、何度も地域の方々のもとへ足を運び説明をし「一緒に瀬戸芸を、引田を盛り上げましょう!来場者に引田の良さを感じてもらいましょう!」ということを伝え続け、不安を拭ってあげることに苦労をしたそうです。

【志度津田】

阿部さんも、瀬戸内国際芸術祭のことを知っているけど行ったことがななどの人たちに対して周囲がついていきやすくなるように、参加しやすくなるようにと色々なところに顔を出したそうです。
開幕前は制作ワークショップなどで芸術祭の取組みを広く知ってもらおうと努めたり・・開幕直後は参加してもらうボランティアさん等をフォローする為、各現場を巡り困りごとなどを解決するように走り回ったという事でした。

 

開幕中の様子や終わってみて思う事は?

【引田】

地域の方々が当初抱いていた不安が一変(((o(*゚▽゚*)o)))!予想していたよりも、遥かに前向きに瀬戸芸を捉えてくれており、地域の皆さまによる来場者へのおもてなしに感動したそう。作品だけではなく、地域のおもてなしや人の温かさに感動を覚えて帰られた来場者も、少なくないと感じているという事でした。

実は私も・・・その一人(*´艸`*)です。

村瀬さんは、引田、ひいては東かがわ市が・・いい意味で一致団結できた一か月間であったと思います。一か月はあっという間で、もう終わるのかと思うと、少し寂しささえ覚えます・・・と話してくれました。

【志度津田】

作品が出来上がっていくにつれて、そして色々な関係者が集まってくるにつれて、最初は遠巻きに様子を見ていた人達が前向きに、積極的になってくれたといいます(((o(*゚▽゚*)o)))。

また、作家さんと作品展示物件を貸してくれた所有者さんが人間関係ができていくのを見て阿部さんご自身も、やってよかった、と感じているとの事。
酒屋さん(ニール・メンドーザ)では、所有者さんがニールさんに贈り物をしたり、昔の酒屋さんの姿を知る地域の人や、親戚の人が昔話をしながら見に来てくれるなど・・嬉しいエピソードも教えてくれましたよ~。

 

 

島島インフォメーション

芸術祭が残したものをそれぞれの街の未来にどう繋げていきたい?これからの街へヾ(*´∀`*)ノをお話してもらいました。

ゲストは引き続き

【引田】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 村瀬 健 さん

【志度津田】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 阿部 洋 さん

【引田】

同じベクトルを向くことができた地域の方々、皆さんの存在自体が町を形成していると感じたとの事で

瀬戸芸のおかげで得たこの一体感や熱量を心に宿し続け、これからも来訪される方々へのおもてなしを続けてほしい。

その「おもてなしの心」が、この町が後世に繋げていくべきものだと考えているとの事でした。

【志度津田】

たくさんの方に訪れて頂き、平賀源内のこと、門前通りの雰囲気、津田の松原の景色、など作品鑑賞を通じて地域の魅力を見て頂けたと思います。そしてそれは関わった人の自身や地域に対する前向きな気持ちになったんじゃないかと思っています。

そうした関係性を続けて行ったり、地域の方が外から来る人に対して寛容になる気持ちをもっと大きくしていくことで、まちの発展につなげたいと思っています。移住者も来てもらえるようになったらな~とおっしゃっていました。

 

始まってみれば・・あっという間の1ヶ月(*´艸`*)担当者もアーティストも地域の皆さんも本当にお疲れ様でした~!
瀬戸芸が生んだ「地域の一体感」や「おもてなしの心」が地域にさらに根付き・・人や賑わいづくりに繋がれば!本当に嬉しいですね。

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へぇー!讃岐の七不思議・・・さらに瀬戸内のお御馳走も
図子靖代   2025年8月23日(土)
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★島島インタビュー 「瀬戸芸美術館連携」プロジェクト香川県立ミュージアム「小沢剛の讃岐七不思議」

美術家 東京藝術大学教授 小沢剛(おざわつよし)さんがゲストに来てくれましたヾ(*´∀`*)ノ。

★7つの不思議がユニークな視点で紹介されています!
面白いお話をして頂いたのでぜひ・・お聞きください(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

●1965年、東京都生まれの小沢さん。これまで香川県との関わりは?

・坂出の鎌田醤油の讃岐醤油画資料館

・≪スラグブッダ88 ― 豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏≫

・瀬戸芸へのグループでの参加(昭和40年会)

 

●今回の展示について

・瀬戸芸美術館連携プロジェクトの一環

・香川県立ミュージアムでは初めての現代アートの作家の個展で収蔵品と現代アートのコラボレーション。

・香川県立ミュージアムの所蔵する歴史資料や美術作品と小沢さんの新作があわせて展示されています(*´艸`*)

 

●会期や観覧料など

・10月13日(月・祝)まで、瀬戸芸期間には夜間開館もあり

・観覧料は一般1,200円、20名以上の団体は1,000円

・瀬戸芸パスポートをお持ちの方は1,000円

 

★島島インフォメーション

高松港 SETOUCHI KITCHENについて 藤村真美子さんにお話を伺いましたよ!

「SETOUCHI KITCHENについて」

■営業日時 夏会期:8月31日まで

12時~14時、16時~19時

■メニュー 瀬戸内の旬のお魚と野菜天丼、

香川の日本酒、ワイン、クラフトビール、サイダー、など高松港を訪れる方を、地元の食でおもてなしします。

 

藤村真美子さんは、普段は新潟県十日町市在住で「大地の芸術祭」の食担当スタッフをしています。

今回瀬戸芸では高松港の飲食事業に携わることになったそう。

 

夏メニューのメインは、瀬戸内の旬のお魚と野菜の天丼ヾ(*´∀`*)ノ。。

お魚はその時々で仕入れた鱧、天然鯛、太刀魚など。野菜も農園でとれたてのものを使用しています。

天ぷらは栗林公園にある人気飲食店「田中屋食堂」さんにご協力いただき、伝授していただいたという事で、たくさんのお客様に「おいしい!」と好評なんだそう!
天ぷらのみのメニューもあるので、ぜひ地元のお酒やクラフトビールと一緒に味わって下さいね~。

実は・・私も天ぷらを頂きましたが・・・この日は、大きなタイの切り身が2つ<゜)))彡と新鮮な夏野菜がたっぷりで・・感動(*´艸`*)のおいしさ!でしたよ~。

厳しい暑さが続いていますが、午後からは日陰になって風もあるので、比較的涼しいですよ~。島や海や船を眺めながらのんびり過ごして下さいね。

テイクアウトも可能(((o(*゚▽゚*)o)))秋会期は春と同様、旬の焼き魚がメインになる予定という事ですのでそちらもお楽しみに!

 

 

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