■島島インタビュー
今回、夏会期に新規で登場した2つのエリアの担当者にお話を伺いましたヾ(*´∀`*)ノ。
【引田エリア担当】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 村瀬 健 さん
【志度・津田エリア担当】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 阿部 洋 さん
★初めての会場でしたが開幕までどんな苦労が?エピソードなどもありましたら?
【引田】
初めてなうえに、休みなく夜9時まで毎日開館。また、普段夜7~8時には静まりかえる古い町並み。。。瀬戸芸が開催されることによって、町がどのような雰囲気になるのか、騒がしくなるのではないか、そういった不安の声が四方八方から耳に入ってきていました。村瀬さんは、何度も地域の方々のもとへ足を運び説明をし「一緒に瀬戸芸を、引田を盛り上げましょう!来場者に引田の良さを感じてもらいましょう!」ということを伝え続け、不安を拭ってあげることに苦労をしたそうです。
【志度津田】
阿部さんも、瀬戸内国際芸術祭のことを知っているけど行ったことがななどの人たちに対して周囲がついていきやすくなるように、参加しやすくなるようにと色々なところに顔を出したそうです。
開幕前は制作ワークショップなどで芸術祭の取組みを広く知ってもらおうと努めたり・・開幕直後は参加してもらうボランティアさん等をフォローする為、各現場を巡り困りごとなどを解決するように走り回ったという事でした。
★開幕中の様子や終わってみて思う事は?
【引田】
地域の方々が当初抱いていた不安が一変(((o(*゚▽゚*)o)))!予想していたよりも、遥かに前向きに瀬戸芸を捉えてくれており、地域の皆さまによる来場者へのおもてなしに感動したそう。作品だけではなく、地域のおもてなしや人の温かさに感動を覚えて帰られた来場者も、少なくないと感じているという事でした。
実は私も・・・その一人(*´艸`*)です。
村瀬さんは、引田、ひいては東かがわ市が・・いい意味で一致団結できた一か月間であったと思います。一か月はあっという間で、もう終わるのかと思うと、少し寂しささえ覚えます・・・と話してくれました。
【志度津田】
作品が出来上がっていくにつれて、そして色々な関係者が集まってくるにつれて、最初は遠巻きに様子を見ていた人達が前向きに、積極的になってくれたといいます(((o(*゚▽゚*)o)))。
また、作家さんと作品展示物件を貸してくれた所有者さんが人間関係ができていくのを見て阿部さんご自身も、やってよかった、と感じているとの事。
酒屋さん(ニール・メンドーザ)では、所有者さんがニールさんに贈り物をしたり、昔の酒屋さんの姿を知る地域の人や、親戚の人が昔話をしながら見に来てくれるなど・・嬉しいエピソードも教えてくれましたよ~。
■島島インフォメーション
芸術祭が残したものをそれぞれの街の未来にどう繋げていきたい?これからの街へヾ(*´∀`*)ノをお話してもらいました。
ゲストは引き続き
【引田】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 村瀬 健 さん
【志度津田】瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 阿部 洋 さん
【引田】
同じベクトルを向くことができた地域の方々、皆さんの存在自体が町を形成していると感じたとの事で
瀬戸芸のおかげで得たこの一体感や熱量を心に宿し続け、これからも来訪される方々へのおもてなしを続けてほしい。
その「おもてなしの心」が、この町が後世に繋げていくべきものだと考えているとの事でした。
【志度津田】
たくさんの方に訪れて頂き、平賀源内のこと、門前通りの雰囲気、津田の松原の景色、など作品鑑賞を通じて地域の魅力を見て頂けたと思います。そしてそれは関わった人の自身や地域に対する前向きな気持ちになったんじゃないかと思っています。
そうした関係性を続けて行ったり、地域の方が外から来る人に対して寛容になる気持ちをもっと大きくしていくことで、まちの発展につなげたいと思っています。移住者も来てもらえるようになったらな~とおっしゃっていました。
始まってみれば・・あっという間の1ヶ月(*´艸`*)担当者もアーティストも地域の皆さんも本当にお疲れ様でした~!
瀬戸芸が生んだ「地域の一体感」や「おもてなしの心」が地域にさらに根付き・・人や賑わいづくりに繋がれば!本当に嬉しいですね。