艶女YAYOIの一人言 西日本放送アナウンサー「池田 弥生」のブログ
2022/03/02
春は旅立ちの季節
池田 弥生
高松市の大西市長とお届けしている「市長ラジオエッセイ~もっと高松」3月5日号は、旅立ちの季節について。
春は就職や進学で香川を離れる方もいらっしゃると思います。
大西市長ご自身も、18歳の時進学のため上京。大都会へのあこがれと、新生活への希望に満ちあふれた旅立ちだったそうですが、当時連絡船で高松を離れる時、ふるさとへの想いがあふれてきて感傷的になったとか。
確かに船の別れは切なくなります。
私自身、入社して初めての夏休みに大学時代の友達が高松に遊びに来てくれた時、大阪に帰る彼女を見送りに連絡船桟橋に行ったことがあります。
汽笛がなり、だんだん船が離れていくと、妙に寂しく、涙が出ました。
「えっ!? 恋人との別れでもないのに何泣いてるの!」と自分で自分に突っ込みながら、船の別れって本当に切ないと実感しました。
さっきまでデッキの彼女に声が届くくらいの距離だったのに、だんだん表情も読み取れなくなり、そして姿が確認できなくなる。
ゆっくりゆっくり遠ざかるところも切なさ倍増。
そして あなたをのせた船が小さくなってゆく のです。
マリンライナーでの見送りなら泣かなかったよなぁ・・って思います。