艶女YAYOIの一人言 西日本放送アナウンサー「池田 弥生」のブログ

2021/10/13

津軽の文化にふれてきました!

池田 弥生

青森県黒石市で、「津軽民謡短期大学 手踊り講習会」を受けてきました。

津軽民謡は、三味線や唄、太鼓だけでなく手踊りがあるのですが、 じょんから節発祥の地と言われる黒石市は古くから手踊りが盛んな町。今年38回を数える手踊り講習会では、手踊り名人位を所有し、海外公演もされてきた手踊りの第一人者・千葉勝弘先生から直々に教えてもらえます。津軽五大民謡、じょんから節・よされ節・あいや節・小原節・三下り(さんさがり)を毎年一つずつ教えてくれて、今年の科目は津軽あいや節。

(向かって右から二人目が第一人者・千葉先生)

津軽の伝統文化を肌で感じたいと、主人と二人初めて参加しましたが、他の参加者のみなさんは、踊りの会の会主さんとその生徒さんとか、ジャズダンスの先生とか、踊りの素養のある方ばかり。ズブの素人(主人と私)の落ちこぼれぶりはすさまじかった・・・

津軽ものは「二度踏み」という独特の足さばきがあって、これがなかなか難しく理解できないので、何度やってもステップが合わない。そこに、和傘や扇子を扱いながら踊るので、何がなんやら、どこがどれやら、脳内パニック!!

しかも、しゃがんで立ってを繰り返すので、運動不足の私の非力な筋肉はあっという間に悲鳴をあげ、使い物になりません。

それでも周りの先輩たちに親切に世話を焼いていただき、「この踊りは世界一難しい部類のものだから、出来なくて当り前よ」と優しく励ましていただき、部活並みにハードな二日半の講習会を終えることができました。

この講習会の内容と、千葉先生のお手本の踊りが入ったDVDをもらって帰り、自宅で見たら、そのスピード(練習時はかなりテンポを落としていたので、それでもついてはいけませんが・・)に圧倒され、先生の格好良さに見ほれ、DVDにむかってやんややんやの喝さいを送りました

最多参加の方は33回、そのほか25回、15回と参加を続けている方が多く、私たちもまずは5回。10回行ったら少しは形になるかもと話し合っていますが、そのためにはまずは筋トレから始めなければ。

本当に貴重な体験ができ、また人生の楽しみが増えました。

新型コロナに心を砕き、出来うる限りの感染対策をして開催にこぎつけて下さった事務局の皆様に感謝・感謝です。

ところでこの講習会、津軽弁のラジオ体操から始まります。

「いつぅ にぃ さん すぃ」と津軽なまりのカウントにあわせて体を動かし、最後は「これで終わりだはんで、今日も一日けっぱるべすぃ」と締めくくります。 このラジオ体操だけで笑顔になりました。