いままでのコラム

タンゴの話 86 <続・アダ・ファルコン>

「タンゴアルバム」では、「第1期黄金時代」コーナーでこの時期を代表するアルテイスタのO.フレセドに続き「アダ・ファルコン」を選んだ。20年に満たない活動期間で彼女が残したレコードには名曲がひしめき、結局2014年6月から8月までの放送予定で19曲紹介することにした。タンゴの女性歌手には何故か美人が多いが、彼女は活躍期間が短かったせいか、聴衆の期待度が高かった故か、格別美貌と美声で際立つ存在だったと思う。それにしても歌を止めて60年も修道院から一歩も出なかったのは、惜しみても余りある痛恨事だ。噂されるフランシスコ・カナロとの人間関係も、どちらが振ったのか振られたのか、どちらでもいいが、想像され今ではやや定説になっているカナロ側の失恋説がホントだとしたら、超大物の妨害でその後の演奏活動が一切出来なかったことは、残念ながら想像に難くないではないか。

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