いままでのコラム

タンゴの話 85 <アダ・ファルコン>

今から12年前の2002年。元旦早々ではないが、新聞紙上でアダ・ファルコン(Ada Falcon)の訃報を知って魂消てしまった。アルゼンチンタンゴの黄金期はブーム第1期として1930~1940年前後があげられるが、この時期、まさに彗星の如く現われ、素晴らしいタンゴ歌唱の数々を残し、再び忽然と消えてしまった美人歌手「アダ・ファルコン」の輝ける存在があった。彼女は1905.08.17.ブエノスアイレス生まれ。アルマ・デ・タンゴ(タンゴの魂)と讃えられアルゼンチン・ビクターの初録音は1925年、ほぼ220曲の録音を残して楽界から引退、コルドバ州に移って修道女となったのは何と1942年。亡くなったのは2002.01.04。享年96歳。ファルコンは偶然にも生まれた年に作曲された「ラ・モローチャ」が大好きだった。何故こんなに早く歌を止めたのか。謎は今も残る。

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