ギリェルモ・ペレス・ビリャルタ
奉献,1992
2.23×1.80m
カンヴァス:油彩





ペレス・ビリャルタは、《奉献》において、キリスト教主題の磔刑という、現代芸術では稀なイメージを描いています。しかし、その表現は通常のものでもなければ、完結したものでもありません。苦痛もあらわな、この全裸の人物像において真に重要なのは、その無防備さの感覚、何ものとも知れぬ悪の前での、逃げ場のないありさまの方であるように思われるのです。また同時に、真正面に開かれた彼の姿勢は、愛と犠牲に身を捧げる行為を思い出させます。それはすなわち、イエス・キリストの人間性と存在の根幹となる偉大な行いに他なりません。





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