フアン・ウスレ
両側、1991
1.26×0.65m
カンヴァス:混合技法





現代スペイン絵画にあって、色彩の扱いの巨匠といえば、フアン・ウスレ(サンタンデール、1954年)でしょう。《ブギ・ウギ》の赤や、《ブロードウェイ644番地、ナイフ》の青の強烈さ、あるいはさまざまな色調の興味つきない共存関係は、彼以外のだれも達することのできないものです。
ブギ・ウギ》が、完全に抽象的なイメージとして、調和的な構成、あるいは音楽的なリズムといった、ある種の秩序の観念を伝えているとすれば、《ブロードウェイ644番地、ナイフ》は、夜景写真にあるような、都市の交通の光の流れを思い出させます。これらの作品は、小品《両側》とともに、カンヴァス上の、長短取り混ぜた注意深い刷毛の動きを基本とする、ウレスの作品をよく示すものです。





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両側