ペーリョ・イラス
おもちゃ箱,1991
0.81×1.50×0.30m
合板、顔料、カルトン、粘着テープ





フロアの右手奥にある、ペーリョ・イラス(サン・セバスティアン、1963年)の作品は、これとはかなり異なったことを私たちに伝えています。《スイート・ドリーム(アメリカ)》も《おもちゃ箱》も、色彩が、彫刻のなかで繰り広げることのできる効果をよく示しています。これらの作品は、輝きや熱気、喜びをじかに呼び起こすのです。それは、見て楽しむための、大きな玩具ででもあるかのようです。作品の構造は単純そのもので、まったく幾何学的。何の装飾もありません。このことから、イラスは20年ほど前に生まれたミニマル・アート(「ミニマル」)とは、最小限の造形手段による作品、幾何学的構成、あるいは連続的な単位ないし要素による作品を指していう)に結びつけられたりもしますが、いずれにせよその作品には、遊びの感覚や活気が、固有の特質としてあらわされています。





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おもちゃ箱